ドミニオン インスト用語解説

メカヲタです。
ドミニオンをインストするにあたっていちいち解説するのが面倒なので、これ読んで覚えてください。
始めます。

 

山札、デッキ
自分の持っているカードをシャッフルして構成したカードの束
ここからカードを引いて使う
手札、捨て札を除いたカードの束を山札というが、自分の持っているカードすべてを指してデッキと呼ぶ場合もある

手札
自分の持っているカードのうち、デッキから引いてきたもの
自分の手の中に持っているカードで、基本的にここからカードをプレイしていく

ドロー
山札からカードを引くこと
「+3カードを引く」を、「3ドロー」と呼ぶことがある

捨て札
使ったカードなどが置かれる場所
ドミニオンにおいては、捨て札の一番上のカード以外は基本的に確認できない

サプライ
ゲーム開始時に置かれるカード群のこと
各ゲーム共通のカードに加え、ゲームごとに10種選出されるランダムサプライを含む
これらのカード群が3山枯れる(無くなる)か、属州の山が枯れるとゲームが終了する

サプライ外
通常の購入できるサプライに含まないが、カード効果などにより獲得できるカード群の総称
この山が枯れてもゲームの終了条件にはカウントしない

リシャッフル
捨て札を全てデッキに戻してシャッフルすること
デッキ枚数が0の時点で「ドローする」、「デッキの一番上を見る」といったデッキを参照する処理があった場合に行う
そのターンにプレイ中のカードはリシャッフルに含めない

プレイする
カードを場に出してその効果を使用すること
プレイ中のカードはそのターン中、特別な記載がない限り場に出し続けることになる

アクションカード
カードの枠下に「アクション」と書かれた特殊な効果を持つカードで、基本的にアクションフェイズにプレイできる
カードのドローや、金量(コイン)の産出、相手への妨害など
1ターンにプレイできるアクションは1枚までだが、カードに「+1アクション」などがあればその数まで追加でプレイできる(アクション権と呼ぶ)

財宝カード
カードの枠下に「財宝」と書かれたカードで、基本的に購入フェイズの最初にプレイできる
カードに記載された分の金量を産出し、そのターン中に産出した金量の合計までのコストのカードを購入できる
財宝カードの使用枚数には制限はないが、一部のカードの効果によって使用できる財宝や購入できるカードに制約がある
特殊な効果を持つ財宝カードも存在する

勝利点カード
枠下に「勝利点」と書かれた、最終的なゲームの順位を決定するカード
カードに書かれた点数の合計がそのプレイヤーの得点となる
固定の点数を持たない、可変点のカードも存在する

呪い
一部のカードの効果で獲得するカードで、勝利点カードには属さないが勝利点を1枚につき-1する
カード種別は「呪い」
点数のマイナスよりも、デッキ内を圧迫する妨害性のほうが高い

フェイズ
アクションフェイズ、購入フェイズ、夜フェイズ、クリーンアップフェイズの4つがある
アクションフェイズにアクションカードをプレイでき、購入フェイズに財宝をプレイ、カードの購入ができる
財宝カードのプレイは購入フェイズの開始時のみでしかできず、カードを購入した後に追加で財宝をプレイすることはできない
夜フェイズは拡張「夜想曲」に登場する夜行カードをプレイできる
クリーンアップフェイズは、そのターンにプレイしたカード、残っている手札を1枚ずつすべて捨て札にし、山札から5枚を引いてターンを終了する

購入
購入フェイズに、産出した金量までのコストのカードを購入でき、購入したカードを獲得する
購入→獲得のプロセスを踏むことに注意
基本的に購入は1ターンに1度のみだが、カードの効果により「+1購入」などがあれば、その数まで追加で購入できる(購入権と呼ぶ)
複数枚のカードを購入する場合、プレイした財宝の枚数や種類に拘わらず、産出した金量の合計から購入したカードのコスト分を失うことになる

獲得
カードを自分の持ち物にすること
基本的に獲得したカードは捨て札に置かれるが、一部のカードの効果などにより手札などに直接獲得するもの、獲得した後別の場所へ移動させるものなどがある
購入した時に誘発する効果がある場合、獲得して捨て札へ置かれる前に処理する

廃棄
カードを自分のデッキから取り除くこと
廃棄したカードは全プレイヤー共通の廃棄置き場に置く
廃棄置き場のカードはいつでもすべて見ることができる

アタックカード
相手への妨害を行うカード
呪いを獲得させたり、相手の手札を減らしたりするカードがある
1人に打たせるよりは自分も打ち返すことが大事で、特に呪い撒きがある場合はそれを見越したゲームメイクが求められる

リアクションカード
通常の効果と別に、特定のタイミングで適用できる効果を持つカード
相手がアタックカードを使用した時や、誰かがカードを獲得した時など
リアクション効果も、自身をアクションカードとして普通にプレイするものや、全く別の効果を持つものなど多岐にわたる
すべてのリアクションカードがアタックカードに対して使用できるわけではない

持続カード
そのターンと次ターンなど、複数ターンにわたって効果を及ぼすカード
発動ターンのクリーンアップフェイズに捨て札にならず、効果の適用が終わったターンのクリーンアップフェイズに捨て札にする
デッキシャッフル時に間違えて戻したり、戻し忘れたりしないように注意
「このターンか、次のターン」の持続効果をこのターンを選んで使用した場合は、そのターンに捨て札となる
持続効果の解決時は「カードのプレイ」にあたらないことに注意

リザーブカード
拡張「冒険」に登場したカード種別で、通常のプレイ時に酒場マットに送り、特定のタイミングで呼び出すことで別の効果を発揮する、リアクションのような性質を持つ
リアクションと違って狙ったタイミングまで予約(リザーブ)しておけるのが特長で、適用タイミングを満たせば複数枚の呼び出しも可能
呼び出ししたタイミングでは「カードのプレイ」には当たらないことに注意

夜行カード
拡張「夜想曲」に収録されたカードで、夜フェイズにのみ使用できる
アクションカードではないのでプレイにアクション権を使用しないが、購入フェイズ後の夜フェイズが来るまでは一切のプレイができない点に注意

連携カード
拡張「同盟」で登場した、「好意」を得る効果を持つカード
このカードを使用するゲームでは「同盟者」を使用してゲームを行う

イベント
サプライ外に置かれる横向きのカード(ランドスケープ)で、厳密には「カード」として扱わないため、「カードの購入」や「カードの獲得」にはあたらない
通常のカードと同様に書かれたコスト分の金量と購入権を消費して購入でき、書かれた効果をその場で適用する
特に指定がない限りはゲーム中、ターン中の購入回数に制限はなく、その他のカードの購入などと併用することができる

プロジェクト
ランドスケープの1種で、イベントと同様に購入できるが、こちらは購入後そのゲーム中、その効果を適用し続ける
購入した人に適用される追加のゲームルールのようなもの
1つのプロジェクトに対して複数人が購入することができる

ランドマーク
ランドスケープの1種で、追加の特典計算ルールを適用する
これがあるゲームでは全員がこれを適用した状態でゲームを始める
特定のカードに対して追加の点数が発生するものや、カードの所持枚数によって得点が増減するものなどがある

同盟者
拡張「同盟」で登場したランドスケープで、「友好」を、支払う、サプライに置く、持っていることで発揮する効果を持つ
効果の適用タイミングば種類によって異なるが、基本的に1度の適用タイミングで1回の使用となる

財源
別名コイントーク
一部の効果により獲得でき、ゲーム中いつでも支払うことで1金(1コイン)を生み出す
いくらでも持つことができ、いくらでも支払うことができる

負債
金量を「前借り」して支払えるシステム
朱色の六角形でコストが記載されたカードを購入する際に、同量の負債トークンを受け取る
この負債トークンは購入フェイズ中に所持する金量を支払うことで返済でき、負債トークンを所持している間は、ランドスケープ含め一切の購入ができない

勝利点トーク
カードの効果などにより獲得できる、デッキに入らない勝利点
事実上は無限のトークンを貯めることができ、デッキ強度も下げないため安定供給できれば非常に強力

村人
財源のアクション権バージョンで、支払うことで+1アクションを生み出す

好意
連携カードにより獲得でき、同盟者の効果を得るために使用する
同盟者によっては、払うものや持っているだけでいいものなどもある

追放
カードを追放マット上に置くこと
実際は自分の手元で、捨て札やプレイ中のカードと混ざらない場所に置いておく
自分のデッキの一部ではあるが、山札、捨て札、手札に混ざらないカードで、ゲーム終了時のデッキ内容には含めて計算する
「追放する」効果を持ったカードによって追放でき、追放されたカードと同名カードを自分が獲得する時、追放マット上の同名カードすべてを捨て札に置くことができる
勝利点を追放すれば点数を失わない圧縮となり、廃棄のない場では呪いなどを追放することで、点数は減るもののデッキ汚染を抑えることができる

キャントリップ
「+1カードを引く」と「+1アクション」の効果を持った、プレイの前後で手札枚数とアクション権が変わらないカードの総称
基本的にこれに追加で効果があるので、「手札を減らさずにその効果を適用できる」ことに主眼を置いて獲得したい
間違ってもキャントリップ連打でドローしまくった気になってはいけない

村系
「+2アクション」以上の効果を持つ、プレイ後にアクション権が増えるカードの総称
アクション権の増えないアクションカードを連打するのに必要となるが、(追加効果がなければ)初手から入れて強いものではない
多人数戦においては枚数を確保するために早めに購入することもあるが、基本はほかのアクションが2〜3枚入ってから獲得するとよい

ターミナルアクション
「+1アクション」を持たない、「アクション権が減る」アクションカードの総称
おおむねカードのドローか金量を産む効果を持つ
特に「+2コイン」を持つものを「ターミナルシルバー」、「+3ドロー」以上のドローカードを「鍛冶系」と呼ぶ

その他のトーク
拡張「帝国」で登場したもので、プラスになる「+1カードトークン」「+1コイントークン」「+1アクショントークン」、マイナスになる「-1カードトークン」「-1コイントークン」がある
プラスのものはアクションカードの効果を強化するもので、効果によってサプライのアクションカードの山に置き、そのトークンが置かれた山に由来するアクションをプレイするとき、その解決前にトークンの効果を処理する
マイナスのものは自分の手元に受け取り、+1カードや+1コインを得る際に、その代わりにトークンを返却する
各種トークンはそれぞれ個人で1つずつ持ち、効果を2重に得たり、2つのトークンを1つの山に置くことはできない

 

だいたいこんなもんで理解できると思います。

以上