アルバストライク収録カードを含む関連カード所感

どうもメカヲタです。
久しぶりに遊戯王のブログ書きます。

皆さんご存知の通り、ストラクチャーデッキ「アルバストライク」収録のカードを採用した【デスピア】を筆頭とするアルバス系統のデッキが環境入りを果たしており、以前よりフリー用として【アルバスの落胤】を使用していた筆者としては嬉しい限りです。
強力な【デスピア】ですが、自分としては【アルバスの落胤】色の強いデッキを使いたいため、いろいろと構築を思案しているところでもあります。
今回は新規カードを含むカードの解説…というよりかは、カードごとのメリットとデメリットを列挙し、採用枚数の検討要素としていきたいと思います。
私も構築はまだ悩んでいるところであり、助力となれば幸いです。
では本文に移ります。

 


新規カード群

«烙印融合»

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今回の最大のパワーカード。
デッキから落とせるモンスターは「攻撃力2500以上」「レベル8以上」「光属性」「闇属性」、フィールドからは「このターンに特殊召喚された効果モンスター」「融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター」となります。
特に語るでもなく3枚採用かなと。
アクセス手段としては«デスピアの導化アルベル»、«スプリガンズ・キット»、«竜魔導の守護者»などが挙げられます。
発動ターンは融合モンスターしか出せないデメリットはあるものの、そもそも融合しか入っていないので無問題。

 

«氷剣竜ミラジェイド»

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パワーカードその2。
アルバス融合系としては相手ターンに妨害を行える初のカードでもあり、«烙印融合»が無くても【アルバスの落胤】を環境レベルへと底上げしうるカードです。
«アルバスの落胤»の効果による融合としても強力ですが、吸えるモンスター自体が妨害効果を持ちがちなのが難点。
同名存在制限と2ターンに1度の効果制約がありますが、後述の«デスピアの凶劇»による出し直しで同一ターンに2回使うことも可能。
«次元障壁»中に効果を使い、コストモンスターでアドバンテージだけ得ながら次のターン効果を使うなんて芸当も。
3枚は過剰だけど2枚は欲しいやつ。
デメリットはシークレットがないこと特になし。

 

«神炎竜ルベリオン»

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融合素材が闇属性なので「デスピア」との相性が抜群。
「シャドール」なんかもだいたい落とせます。
ループさせることも視野に枚数は2枚ぐらいか。
3枚入れてもいいが«氷剣竜ミラジェイド»のコストにしても旨みがないためその枠は別のモンスターに譲りたいところ。
デメリットとしては«エフェクト・ヴェーラー»はもちろんのこと«屋敷わらし»も直撃すること。あとシークレットがない。
一部はチェーンの組み方で回避可能なのである程度は意識したい。

 

«スプリガンズ・キット»

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自己SS効果と「烙印」のサーチ。
SS効果に関しては«鉄駆竜スプリンド»の素材にできるよう付けられただけと思われ、召喚権を«デスピアの導化アルベル»に割いたあと追加の手数とできるぐらいか。
«神炎竜ルベリオン»に対して妨害を貰った際に«赫の烙印»を構えられるので、その点は優秀。
「烙印」サーチは手札コストこそ必要なものの、あらゆる領域から持ってこられるのでピン挿し「烙印」を使いまわせます。
初動としては«デスピアの導化アルベル»を優先したく、«烙印の気炎»、«失烙印»、«鉄獣鳥メルクーリエ»によるサーチに対応している点で差別化できるとはいえ、コストがやはり地味に重い。
採用枚数は他のカードと相談。 
スプリガンズなので«鉄駆竜スプリンド»でサーチできます。

 

«鉄獣鳥メルクーリエ»

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アルバス系統の融合体が場にいる時に手札または場から墓地へ送ることでモンスター効果を無効にする効果と、除外された際に«アルバスの落胤»が書かれたカードをサーチ。
闇属性なので«闇の誘惑»に対応していますが、このために«闇の誘惑»まで入れるかと言うと微妙なところ。
一応«悲劇のデスピアン»も除外シナジーがあるが。
自己サーチはできないが自身もアルバス名称入りのカードなので、«失烙印»によるサーチを«スプリガンズ・キット»と共有できます。
«烙印融合»と«失烙印»でこのカードによる妨害を増やしながらアドバンテージを獲得できるが、こちらも採用枚数は要検討。
入れるなら«スプリガンズ・キット»なども同時投入で1枚ぐらいか。

 

«軒轅の相剣士»

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誰?

 

«失烙印»

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弱い暴走魔法陣。
妨害耐性は暴走魔法陣と同じですが、サーチタイミングが融合召喚成功時と遅い。
サーチ先はアルバス名称入りカード群で、«赫の烙印»を使えば相手ターンにもサーチが可能。
«神炎竜ルベリオン»への«屋敷わらし»や«ガーディアン・キマイラ»への«禁じられた一滴»などをシャットアウトできますが、このカード自体は1枚では仕事をしないことが難点。
採用するなら、«鉄獣鳥メルクーリエ»などと一緒にですが、«屋敷わらし»などの流行をみて枚数は決めたい。
妨害が増えるのは結構偉い。

 

«烙印断罪»

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チェーンブロックを組むもののみ妨害する«神の警告»。
コストはアルバス融合体を場から1体もしくは墓地から2体のバウンス。
また、墓地効果で墓地の「烙印」をサルベージできます。
序盤は墓地に融合体を貯められず場から戻すことになりがちで、妨害としては微妙に範囲が狭いことから非採用が懸命か。
墓地効果はそこそこ優秀ですが、«悲劇のデスピアン»で事足りる場合が多い。
ミラーにおいて«烙印融合»に対して撃てることは優秀だが、発動無効であるが故の2枚目に対応できないのがつらい。

 

«烙印の剣»

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激エモトークンパックを同梱するために生み出されたヤケクソトークン生成機。
出てくるトークンは凄まじく優秀だが、墓地効果持ちも多い「烙印」を除外してしまうのはいかがなものか。
墓地効果で除外されたアルバス名称入りを拾えるが、効果を使えるタイミングでは不要な場面がほとんど。
非採用が無難です。

 

 


アルバス融合体

«灰燼竜バスタード»

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たまに打点で活躍する。
「ドラグマ」を採用するなら妨害や手数の追加としやすいですが、2ターン目以降と遅い事が多い。
融合体の散らしとして1枚あればいいと思います。

 

«痕喰竜ブリガンド»

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除去札に乏しいデッキ相手だと活躍するかもしれませんが、ほとんどコストになります。
«アルバスの落胤»に加えて«鉄獣鳥メルクーリエ»もサーチ先に含まれるので、採用しているなら意識しておきたいですね。

 

«鉄駆竜スプリンド»

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毎ターン動ける«鉄騎龍ティアマトン»。
融合として出すには素材が重いのがややネック。
サーチ効果で«スプリガンズ・キット»がサーチできるので、次のターンの手数を増やしやすい。

 

«烙印竜アルビオン»

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既存アルバス融合組の中では一番出す機会が多い。
素材が比較的緩く、出た時効果でさらに融合できるため、ライフカットに重宝します。
«神炎竜ルベリオン»と違い、こちらは自身も殴れます。

 

 


«アルバスの落胤»系統

«アルバスの落胤»

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ストーリーの根幹。
効果は出た時«超融合»。
本来はこのカードを相手ターンに出すことで妨害としていましたが、«烙印融合»と«氷剣竜ミラジェイド»のせいで関係なくなってしまった。
後手で起動できればアドバンテージは大きい(が大抵通らない)。
1枚だと«神炎竜ルベリオン»が止められた時に瓦解し、3枚だと素引きによる実質ハンデスが痛いため2枚が無難か。
たまに足りなくなり3枚目が欲しくなります。
環境的に«エフェクト・ヴェーラー»や«無限泡影»が増えそうな気もするので、3枚入れてもいいかも。

 

«白の聖女エクレシア»

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山からアルバス。
主に【相剣】の準初動としてのイメージが強いか。
系統デッキにおいては墓地効果が優秀で、«氷剣竜ミラジェイド»や«烙印の気炎»を使ったターンに自己サルベージできます。
«烙印竜アルビオン»の素材として使える光属性であり、後手では手数といえなくもないので、1枚入れておくといい仕事をします。
ただ他のカードに召喚権を使う都合素引きして妨害にはならないので、基本は1枚か非採用となりそう。
これを出して相手ターンに«アルバスの落胤»を出すことを妨害と言い張るのであれば、複数枚積んでもいいんですが…。

 

«黒衣竜アルビオン»

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読み方間違われてるカードランキング第7位(教導調べ)。
アルバス扱いになったりコストで「烙印」落としたり優秀なんですが、枠の都合もあって抜けていきました。
あると便利ですが無くても問題ない系の1枚です。
«烙印の気炎»を強く使うならこのカードを入れておくといい仕事します。

 

 


「デスピア」カード

«デスピアの導化アルベル»

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«烙印融合»をサーチできる初動の1枚。
«烙印融合»によって«悲劇のデスピアン»を落とすことでもサーチでき、基本展開に関わる引きたいカードなため3枚。
墓地にあるとき融合体が相手に除去されると特殊召喚できる«閃刀姫ロゼ»のような効果もありますが、サーチ効果とSS効果はいずれかなのに注意。
デメリットと呼べるものも特になし。

 

«悲劇のデスピアン»

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「デスピア」のサーチャー。
状況に応じて«デスピアの導化アルベル»や«デスピアの大導劇神»などサーチ先を使い分けます。
«烙印開幕»で捨てて効果が発動するのは優秀ですが、そもそも«烙印開幕»が通るなら«烙印融合»までいけるので、このカードを捨てる旨みは存外少ない。凶劇をあらかじめサーチできるので烙印融合を光落としの«烙印竜アルビオン»にして手札コストを節約したり、«デスピアの大導劇神»をサーチして使い分けたりできます。
多めに積むメリットより手札圧迫のデメリットが目立ちますが、素引きのディスアドバンテージを考慮して2枚は入れた方がよさそうです。
墓地効果も優秀ですが、これもいずれかターン1なことに注意。

 

«デスピアの大導劇神»

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融合素材になると出てくるクソデカモンスター。
ただし«烙印融合»でデッキから落としても効果は使えません。おやおやおやおや。
打点3000なうえに無効効果まで持ち合わせたなかなかのバケモンで、これを入れることで«烙印融合»1枚から8000に届く。
ただ【アルバスの落胤】自体が(Gツッパでもない限り)無理に切りにいかずともリソース差で勝ちやすく、素引き時の仕事のなさが目立ったためなくてもよさそうな枠ではあります。

 

«デスピアの凶劇»

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【デスピア】使ってるやつがカード名ちゃんと言えてなかった。
基本展開に絡む重要なカードで、«赫の烙印»に巻き込むことで«氷剣竜ミラジェイド»を2回使ったり、«デスピアの導化アルベル»を帰還させてリソースを稼いだりします。
素引きがめちゃめちゃに嬉しいわけでもなく、«悲劇のデスピアン»でサーチすることも相俟って1枚でよさそう。
「壊獣」でリリースされた«D-HERO デストロイフェニックスガイ»がフェニックスするぞ。

 

«喜劇のデスピアン»

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誰?

 

«デスピアン・クエリティス»

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直接的な妨害はできないものの、打点0にすることで猛攻を凌いだりできる。
«アルバスの落胤»を絡めない融合体で後続を残せる唯一のモンスターなので、そういう運用が主体になりそう。

 

«赫灼竜マスカレイド»

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«オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン»の友達。
複数体で効果を重複できるので、展開系相手だとありえない速度でライフカットが行えます。
3体並べば相手は4回しか効果を発動できないことに。
直接妨害にはなりませんが抑止力としてはそこそこ強く、殴って切りきれなくてもこれで蓋をするなんてこともあります。
«機巧孤-宇迦之御魂稲荷»の再来だ!
自己再生も軽い条件ででき、構築によってはランク8への足がかりにもなります。
枠があれば2枚欲しいが1枚でも可。

 

«デスピアン・プロスケニオン»

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誰?

 

 


「烙印」カード

«白の烙印»

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素材にドラゴンさえ含めばいいので出せる範囲はかなり広い。
手札の«アルバスの落胤»と墓地の«悲劇のデスピアン»なんかで融合できたりとかなり優秀。
初期「烙印」組の共通効果として«アルバスの落胤»のコストにすればエンド時にセットできますが、先攻では使わないし使う機会はあまりないか。
名称の異なる「烙印」融合系の1枚なので追加の手数にもなりえますが、基本展開には絡まないし非採用でもよさそうです。
入れるなら1枚まで。

 

«烙印の裁き»

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いらない。

 

«烙印凶鳴»

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ほぼフリーチェーンで融合体を蘇生できる罠みたいな感じで扱えます。
が、実際のところ効果自体はそれまでで、パワー不足感は否めない感じ。
«黒衣竜アルビオン»の墓地コストでデッキから送ればセットできるが、その«黒衣竜アルビオン»自体も性能的にはそれほどなのでまあ非採用。

 

«烙印開幕»

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手札を捨てるのはコストじゃなくて効果。
«悲劇のデスピアン»はもちろん「シャドール」なんかの起爆剤にもなります。
初動の1枚なのでまあ3枚でしょう。
出張パーツとして使う場合、このカードと«デスピアの導化アルベル»を何枚にするかは、召喚権との相談になりそうです。
破壊の肩代わり効果も地味に強く、耐久戦を有利に運べます。

 

«烙印劇城デスピア»

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かつての最重要融合カード。
フィールド魔法なので毎ターン使え、このカードと«デスピアン・クエリティス»で無限の耐久をしながらリソースを稼ぐ戦い方をしていました。
が、今や「烙印」のサーチ先としては«烙印融合»や«赫の烙印»が優先的で、このカードが必要な場面もほとんどないため非採用が無難かなと思います。

 

«烙印の絆»

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手札か墓地か除外から«アルバスの落胤»を出す。
さすがにこれだけでは弱いので非採用。

 

«赫の烙印»

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「烙印」系融合の1つ。
«アルバスの落胤»か「デスピア」を墓地から回収し、その後融合召喚できます。
融合召喚は任意なので回収した«デスピアの導化アルベル»を返しに召喚してもいいし、相手ターンに融合モンスターを出してもいい。
これで相手ターンに«ガーディアン・キマイラ»を出すのが主な仕事。
先攻であれば«烙印融合»後の«神炎竜ルベリオン»に対する無効系への回避に使え、引いていれば«デスピアの導化アルベル»でのサーチに余裕が生まれるので複数枚積んでおきたいカード。
2枚か3枚ですが個人的には3枚がおすすめ。
ただ墓地に対象がいないとそもそも発動ができないため、その点は注意が必要。

 

«烙印の気炎»

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テーマとしての繋がりに乏しかった«白の聖女エクレシア»などをサーチできる画期的なカード。
これのおかげで「烙印」とアルバス名称入りカード群に繋がりが生まれました。
直接的には1枚捨てて1枚サーチですが、墓地へ落とした融合体でエンド時にアドバンテージ回復ができるので総合的にはトントン。
一応「デスピア」なども(対応モンスターを採用すれば)コストにできますが、ドラゴン、獣、機械以外をコストにするのはあまり旨みがないですね。
自己サルベージもありますが【デスピア】タイプではそもそも撃ちにくいことが多く、なくてもいい枠。

 

«烙印の使徒»

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このカード単体では機能しないうえに、妨害にならない«デスピアン・クエリティス»がほぼ必須となるので、さすがにいらない。

 

 


その他のカード

«ガーディアン・キマイラ»

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バケモン融合。
«赫の烙印»で相手ターンに出せて、1破壊+2ドローか2破壊+1ドローができる。
若干消費が重いが、効果さえ通れば融合素材の効果とドローで取り返せる。
1枚か2枚、枠的に1枚になるかなあ。

 

«捕食植物ドラゴスタペリア»

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雑に出して1妨害になれる。
«神炎竜ルベリオン»への無効系回避に«赫の烙印»を使う時出す候補になります。
他には無効系モンスター単騎に対して出したり、«超融合»で出したりと。
逆に相手の«超融合»も考える必要があり、盤面に何を残すかが問題になってきます。
1枚あればよい。

 

«沼地のドロゴン»

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超融合用。

 

«竜魔導の守護者»

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初動になれるカード。
手札コストこそ必要なものの«烙印融合»を持ってこられるが、自身が関連カテゴリに属さないため他のカードとの結び付きが弱い。
入れてもいいけどなくてもいいかな…って枠。

 

 


関連カードはだいたいこんなもんかと思います。
あとは汎用系を入れていけば埋まるんじゃないかな。
これらのカードを組み合わせて汎用詰め込めばデッキになると思うので、構築考えてみてください。
D-HERO」ギミックとかもありますが何回か回した感じなくてもよかったです。
全体的にカード読めばわかるような内容ですが、構築の一助となれば幸いです。
それでは、ばよばよ〜。